林内でとてもよく見られます。果実には鈎針状の棘があり、衣服によくくっつきます。ミツバ(セリ科ミツバ属)とは異なり食用にはなりません。
和名:ウマノミツバ(馬の三つ葉)、ヤマミツバ(山三つ葉)
英語名:—
学名:Sanicula chinensis
観察難易度:★☆☆☆☆
分類:被子植物門、真正双子葉類、コア真正双子葉類、キク類、真正キク類II、セリ目、セリ科、ウマノミツバ属
生活環:多年草
形態:直立型。高さ30~80cm。
葉:互生。3全裂。側裂片は2深裂。葉の裂け方は変異が大きく、3出複葉や5出複葉に近いものもある。
花:散形花序。花序の中央に両性花、外周に雄花がある。花弁は5個、白色。雄蕊は5個。花柱は2個。萼は鉤状の棘があり、果期まで残る。
果実:鉤状の棘があり、衣服や動物に引っかかって遠くへ運ばれる。
生育環境:林内
分布:日本、朝鮮半島、中国、ウスリー、千島列島、サハリン。日本国内では北海道、本州、四国、九州に分布する。
用途:—
法規制等:—
見分けのポイント:葉は3全裂し、側裂片は2深裂する。