花弁は退化し蜜腺になっています。萼片は様々な色や形があるうえ、交雑しやすいため、受粉させ種から育てるとまた新しい型のものが出来やすい特徴があります。クリスマスの頃に開花する品種もあるため、幾つかの種の総称としてクリスマスローズと呼ばれます。紀元前550年、第一次神聖戦争ではその毒性が利用され、相手方を下痢にさせました。

和名:ヘレボルス ニゲル、クリスマスローズ、カンシャクヤク(寒芍薬)

英語名:Christmas rose, black hellebore

学名:Helleborus niger

観察難易度:★★☆☆☆

分類:被子植物門、真正双子葉類、キンポウゲ目、キンポウゲ科、クリスマスローズ属

生活環:多年草

形態:直立型。地上茎がある。

茎:地上茎がある。

葉:互生。掌状複葉。

花:花弁は退化し蜜腺になっている。萼片は白色、緑色、紅色、紫色等多彩。また一重、八重等様々な品種が作られている。花期は4~5月。

生育環境:広葉樹林下を好む。人為的に植えられる。

分布:ヨーロッパ

用途:観賞用。