林内で普通に見られます。北海道に自生する草としては珍しい常緑性です。オククルマムグラも同じ環境でよく見られ、形態も似ていますが、クルマバソウの方が葉が細長く枚数が多いです。

和名:クルマバソウ(車葉草)

英語名:sweetscented bedstraw, woodruff, sweet woodruff, wild baby’s breath, master of the woods

学名:Galium odoratum

観察難易度:★★☆☆☆

分類:被子植物門、真正双子葉類、コア真正双子葉類、キク類、真正キク類I、リンドウ目、アカネ科、ヤエムグラ属

生活環:多年草。常緑。

形態:分枝型。高さ20~40cm。

葉:対生だが、葉と同形同大の托葉が4~8個あり、見かけ上6~10輪生。狭長楕円形。長さ1.5~4cm。先は尖る。

花:花冠は漏斗状、先は4裂する、径4~5mm。花期は5~7月。

果実:鉤状の毛が密生する。

生育環境:林内。

分布:ユーラシアの冷帯に広く分布する。日本国内では北海道、本州に分布する。

見分けのポイント:オククルマムグラは葉が長楕円形。托葉が4個あり、6輪生に見える。

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