3倍体のため結実しません。鱗茎が分球することで株を増やします。『呪い』という花言葉をもち、戦国武将の佐々成正に関する不気味な伝説がある他、多くのホラー小説の題材に使われています。

和名 クロユリ(黒百合)、エゾクロユリ(蝦夷黒百合)

生薬名 —

アイヌ語名 アンラコロ、ハンラコロ、パウチコロムン、ハハ

英語名 Kamchatka fritillary, Kamchatka lily, rice lily, northern rice-root, skunk lily, dirty diaper, outhouse lily, chocolate lily

学名
Fritillaria camtschatcensis (L.) Ker Gawl.
Fritillaria camschatcensis ssp. alpina H.Matsuura & Toyok.
Fritillaria camschatcensis f. flavescens (Makino) T.Shimizu
Fritillaria saranna Stejneger
Lilium camschatcense L.
Lilium nigrum Siebold
Sarana edulis Fisch. ex Baker

観察難易度 ★★★☆☆

分類
門  :被子植物門
無階級:単子葉類
目  :ユリ目
科  :ユリ科
属  :バイモ属
種  :クロユリ

分布 日本、千島列島、サハリン、カムチャツカ、ウスリー、北アメリカ北西部。日本では北海道、本州中部以北に分布する。

生育環境 低地~山地。草地、原野。

生活環 多年草。

全体の特徴 高さ15~50cm。分枝しない。

 —

 地下に鱗茎がある。地上茎は分枝しない。

 3~5輪生。葉身は長楕円状披針形、長さ3~10cm。平行脈が目立つ。艶がある。厚みがある。

 茎の先に1~数個をつける。花被片は暗紫褐色~黒紫色、網目模様がある。花被片の基部に腺体があり、ここから悪臭が出る。花期は5~8月。

果実 3倍体のため結実しない。

種子 3倍体のため結実しない。

見分けのポイント
北海道に生育するユリ科バイモ属は以下の2種。いずれも花は暗紫褐色~黒紫色。葉は艶がある。
クロユリ:3倍体のため結実しない。高さ15~50cm。低地~山地に生育する。
ミヤマクロユリ:2倍体のため結実する。高さ10~20cm。高山に生育する。

成分 —

用途 観賞用。

法規制等
環境省レッドデータブック2014(環境省):なし
北海道レッドデータブック2001(北海道):希少種(R)
文化財保護法(日本):なし
北海道文化財保護条例(北海道):なし
世界の侵略的外来種ワースト100(国際自然保護連合):なし
日本の侵略的外来種ワースト100(日本生態学会):なし
外来生物法(日本):なし
生態系被害防止外来種リスト(環境省):なし
北海道ブルーリスト2010(北海道):なし