かつては北半球に広く分布していましたが、新第三紀(2303万年前~258万年前)には北アメリカで、更新世(258万年前~1万年前)にはヨーロッパで絶滅し、現在は日本固有種となっています。コウヤマキ科で唯一の種です。1708年、自然保護のため尾張藩によって領内のコウヤマキ、ヒノキ、アスナロ、サワラ(10年後にクロベが追加)の伐採が禁じられ、これらは木曽五木と呼ばれます。イヌマキに対してホンマキと呼ばれます。

和名:コウヤマキ(高野槙、高野槇)、ホンマキ(本槙、本槇)

英語名:Japanese umbrella-pine

学名:Sciadopitys verticillata

観察難易度:★★★☆☆

分類:裸子植物門、マツ綱、マツ目、コウヤマキ科、コウヤマキ属

生活環:常緑樹

形態:高木。自生地では高さ30mになるが、北海道では高さ10m。

樹皮:灰褐色。縦に裂ける。

葉:長枝には鱗片葉が螺旋状につく。短枝は輪生し、1個の短枝には2個の葉が合着して1個になったものがつく。合着した葉は線形、長さ6~13cm、合着部分が筋になっている。

花:雌雄異花。雌花は楕円形、枝先に1個ずつつく。雄花は楕円形、長さ7mm、黄褐色。花期は5月。

球果:楕円状円柱形。長さ8~13cm。緑褐色。翌年の10月に成熟する。

生育環境:人為的に植えられる。

分布:日本固有種。本州、四国、九州に分布する。

用途:庭園樹、公園樹。建築材。碁盤、将棋盤。

法規制等:—

見分けのポイント: