日当たりが良く湿った環境を好み、生長の速い、湿地性の先駆植物です。風や水に乗ってよく分散する果実と、折れやすく地面に落ちて発根・発芽する枝で、どんどん分布を広げます。樹皮は緑色を帯びるため遠くからでも見分けやすいです。材はとても柔らかく、泥のようであるとしてドロノキの名がついたとの説があります。

和名:ドロノキ(泥の木)、ドロヤナギ(泥柳)、ドロ(泥)、ワタドロ(綿泥)、ワタノキ(綿の木)

英語名:Japanese poplar

学名:Populus maximowiczii

観察難易度:★★☆☆☆

分類:被子植物門、真正双子葉類、コア真正双子葉類、バラ類、真正バラ類I、キントラノオ目、ヤナギ科、ヤマナラシ属

生活環:落葉樹

形態:高木。高さ30m。太さ1m以上になる。

樹皮:緑色を帯びる。

葉:互生。広楕円形。長さ6~12cm。基部はやや心形。浅い鋸歯縁。やや硬い。

花:雌雄異株。雌花序は下垂する、長さ7~9cm、黄緑色。雄花序は下垂する、長さ6~9cm、暗赤色。花期は4~5月。

果実:果序は長さ14cm、果実が数珠繋ぎ状にぶら下がる。果実は綿毛があり風や水に乗って分散する。

生育環境:日当たりが良く、湿った環境を好む。河畔林、湖岸、湿地等。

分布:日本、朝鮮半島、中国、サハリン、シベリア。日本国内では北海道、本州中部以北に分布する。

用途:かつてパルプ材、マッチの軸等に利用されたが、現在は使われない。