身近でよく見られる植物のひとつです。ハートを3つ合わせたような葉の形は、家紋等様々な模様のモチーフにされています。世界中に分布していますが原産地はよくわかっていません。葉はヤマトシジミ(チョウ)の幼虫のエサになります。

和名:カタバミ(片喰、酢漿草、傍食)、サクショウソウ(酢漿草)

英語名:Creeping lady’s sorrel, Creeping oxalis, Creeping sorrel, Jimson weed, Oxalis, Wood sorrel, Yellow sorrel

学名
Oxalis corniculata L.
Xanthoxalis corniculata (L.) Small

観察難易度:★★☆☆☆

分類
門:  被子植物門
無階級:真正双子葉類
無階級:コア真正双子葉類
無階級:バラ類
無階級:真正バラ類I
目:  カタバミ目
科:  カタバミ科
属:  カタバミ属
種:  カタバミ

生活環:多年草。時に一年草。

形態:匍匐型。高さ30cm。

茎:地表を這い、節から葉と花を出す。地下茎はない。

葉:互生。3出複葉。小葉は倒心形、いわゆるハート形。夜間は半分に折れて閉じる。

花:散形花序。小花は径約1cm。花弁は黄色。花期は6~9月。

果実:蒴果。細長い形をしており、断面は星形。成熟すると種皮が勢いよくめくれて種子を弾き出す。

生育環境:日当たりが良く踏圧の高い環境を好む。道端、空き地、畑の縁等。

分布:世界中に広く分布する。原産地は不明。日本は北海道、本州、四国、九州に分布する。

用途:薬用。

法規制等
環境省レッドデータブック2014:なし
北海道レッドデータブック2001:なし
世界の侵略的外来種ワースト100(国際自然保護連合):なし
日本の侵略的外来種ワースト100(日本生態学会):なし
生態系被害防止外来種リスト(環境省):なし
北海道ブルーリスト2010(北海道):なし

見分けのポイント:—

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