コメバツガザクラは、本州以南に分布するツガザクラ(ツツジ科ツガザクラ属)に似て、葉が米のようであるとしてこの名があります。なおツガザクラの名は、葉をツガ(マツ科ツガ属)に、花をサクラ(バラ科スモモ属サクラ亜属)に例えたものです。

和名:コメバツガザクラ(米葉栂桜)、ハマザクラ(浜桜)

英語名:—

学名:Arcterica nana

観察難易度:★★★★☆

分類:被子植物門、真正双子葉類、コア真正双子葉類、キク類、ツツジ目、ツツジ科、コメバツガザクラ属

生活環:常緑樹

形態:低木。高さ5~15cm。

幹:地を這い、先端は立ち上がる。

葉:3輪生。長楕円形。長さ5~9mm。

花:壺形。径4mm。下向きに咲く。花冠は白色、先が5裂し反り返る。花期は7月。

果実:蒴果。直立する。球形。径3mm。8~9月に成熟する。

生育環境:高山。礫地を好む。

分布:日本、千島列島、カムチャツカ半島。日本国内では北海道、本州中部以北に分布する。

用途:鉢植え。

法規制等:—

見分けのポイント:葉は3輪生。