北海道内では日本海側の林内で比較的よく見られます。葉の表と裏(両面)の様子がよく似ていることからリョウメンシダの名があります。シダ観察の入門におすすめの1種です。
和名:リョウメンシダ(両面羊歯)
英語名:Upside down fern
学名:Arachniodes standishii
観察難易度:★★★☆☆
分類:シダ植物門、シダ綱、シダ目、オシダ科、カナワラビ属
生活環:多年草。常緑。
形態:短い根茎から地上部を出し、株立ち状になる。
茎:根茎は短い。
葉:3~4回羽状全裂。長さ50~80cm。やや硬い。表と裏の様子がよく似ている。ソーラスは葉の下部に多くつく。
生育環境:やや湿った林内
分布:日本、韓国の済州島、鬱陵島。日本国内では北海道、本州、四国、九州に分布する。
用途:—
法規制等:—
見分けのポイント:一見すると葉が裏返っているようである。
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