葉がボタン(ボタン科ボタン属の総称)の葉に似るとしてルイヨウボタン(類葉牡丹)の名があります。花びらのように見えるものは萼で、本当の花びらは花の中心部に小さくかたまってついています。

和名:ルイヨウボタン(類葉牡丹)

英語名:—

学名
Caulophyllum robustum Maxim. (1859)
Caulophyllum thalictroides (L.) Michx. ssp. robustum (Maxim.) Kitam. (1962)
Leontice robusta (Maxim.) Diels
Phtheirotheca cyanosperma Maxim. ex Regel

観察難易度:★★☆☆☆

分類
門:  被子植物門
無階級:真正双子葉類
目:  キンポウゲ目
科:  メギ科
属:  ルイヨウボタン属
種:  ルイヨウボタン

生活環:多年草。

形態:高さ40~70cm。

茎:地下に太い根茎がある。地上茎は無毛。

葉:互生。1~2個つく。2~3回3出複葉。小葉は倒卵形、切れ込むものもある、長さ5~8cm、全縁。

花:径1~1.5cm。花弁は6個、淡緑色、萼片よりかなり小さい。萼片は6個、淡緑色、大きく目立ち花弁のように見える。花期は5~6月。

果実:球形。径7mm。種子が裸出する。青黒色。

生育環境:低地~山地。林内。

分布:日本、朝鮮半島、中国、サハリン、ウスリー。日本は北海道、本州、四国、九州に分布する。

用途:—

法規制等
環境省レッドデータブック2014:なし
北海道レッドデータブック2001:なし
世界の侵略的外来種ワースト100(国際自然保護連合):なし
日本の侵略的外来種ワースト100(日本生態学会):なし
生態系被害防止外来種リスト(環境省):なし
北海道ブルーリスト2010(北海道):なし

見分けのポイント:—

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