北海道在来の多肉植物です。よく似たコモチレンゲと比べて葉が粉っぽくならないのが特徴です。札幌市の八剣山では、切り立った断崖にたくさん張り付いていました。

和名 アオノイワレンゲ(青の岩蓮華)、コイワレンゲ(小岩蓮華)

生薬名 —

アイヌ語名 —

英語名 —

学名
Orostachys malacophylla (Pall.) Fisch. var. aggregeata (Makino) H. Ohba

観察難易度 ★★★★☆

分類
門  :被子植物門
無階級:真正双子葉類
無階級:コア真正双子葉類
目  :ユキノシタ目
科  :ベンケイソウ科
属  :イワレンゲ属
種  :ゲンカイイワレンゲ
変種 :アオノイワレンゲ

分布 日本、南千島、サハリン、ロシア沿海地方。日本国内では北海道、本州北部、九州北部に分布する。

生育環境 海岸~山地。岩場に生育する。

生活環 一稔性。常緑。多年草。

全体の特徴 開花時には高さ10~25cmになる。

 —

 根茎はない。地上茎は短いが、開花時に長く伸びる。

 互生。葉身は倒長卵形~長楕円形、長さ3~7cm。肉質。緑色だが、季節や部分によって赤味を帯びる。粉っぽくならない。

 穂状花序。小花は径5~7mm。花弁は5個、白色。花期は9~10月。

果実 袋果。

種子 楕円形。長さ1mm。

見分けのポイント
北海道に分布するベンケイソウ科イワレンゲ属は以下の2種。
アオノイワレンゲ:葉は粉っぽくならない。
コモチレンゲ:葉は粉白色。

成分 —

用途 観賞用。

法規制等
環境省レッドデータブック2014(環境省):なし
北海道レッドデータブック2001(北海道):なし
文化財保護法(日本):なし
北海道文化財保護条例(北海道):なし
世界の侵略的外来種ワースト100(国際自然保護連合):なし
日本の侵略的外来種ワースト100(日本生態学会):なし
外来生物法(日本):なし
生態系被害防止外来種リスト(環境省):なし
北海道ブルーリスト2010(北海道):なし

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