茎は軽くて丈夫な最高級の杖の材料です。同属には近年健康食品として人気の高いキヌアがあり、アカザの種子も同様に食べられます。同科別属にはホウレンソウがあり、アカザの葉も加熱して食べられます。なお、アカザという魚もいます。
和名 アカザ(藜、阿加佐)、オオアカザ(大藜)、エドアカザ(江戸藜)、レイチ(藜藋)、アカアカザ(赤藜)、アカガシラ(赤頭)
生薬名 —
アイヌ語名 シルシキナ、ウェンムニ、チカップモマニ
英語名 —
学名
Chenopodium album var. centrorubrum Makino
観察難易度 ★★☆☆☆
分類
門 :被子植物門
無階級:真正双子葉類
無階級:コア真正双子葉類
目 :ナデシコ目
科 :ヒユ科
属 :アカザ属
種 :シロザ
変種 :アカザ
分布 原産地はインド。世界中に広く帰化している。日本のものは史前帰化植物であると考えられている。
生育環境 道端、空き地、畑。
生活環 一年草。
全体の特徴 高さ50~150cm。
根 —
茎 赤色。よく分枝する。太く堅くなる。
葉 互生。葉身は三角状卵形~狭卵形、長さ3~6cm。葉柄は長い。欠刻鋸歯縁。若い葉の表面に赤色の粉粒がつく。
花 径2mm。花被片は5個。花期は8~9月。
果実 胞果。
種子 黒色。光沢がある。
見分けのポイント
・シロザ:若い葉の表面に白色の粉粒がつく。
・アカザ:若い葉の表面に赤色の粉粒がつく。
成分 —
用途 葉と種子は食用。茎は最高級の杖の材料として重要。
法規制等
環境省レッドデータブック2014(環境省):なし
北海道レッドデータブック2001(北海道):なし
文化財保護法(日本):なし
北海道文化財保護条例(北海道):なし
世界の侵略的外来種ワースト100(国際自然保護連合):なし
日本の侵略的外来種ワースト100(日本生態学会):なし
外来生物法(日本):なし
生態系被害防止外来種リスト(環境省):なし
北海道ブルーリスト2010(北海道):なし
写真はクリックで拡大できます。