ガクアジサイ(アジサイ科アジサイ属)の品種のひとつです。花(萼片)は土のpHによって色が変わり、酸性なら青っぽく、アルカリ性なら赤っぽくなります。

和名 アジサイ(紫陽花、八仙花)、ホンアジサイ(本紫陽花)、セイヨウアジサイ(西洋紫陽花)

英語名 Japanese hydrangea

学名 Hydrangea macrophylla Ser. f. macrophylla

観察難易度 ★☆☆☆☆

分類
門  :被子植物門
無階級:真正双子葉類
無階級:コア真正双子葉類
無階級:キク類
目  :ミズキ目
科  :アジサイ科
属  :アジサイ属
種  :アジサイ
品種 :アジサイ

分布 自然分布はないとされるがはっきりわかっていない。原種のガクアジサイは日本固有種で、本州、四国に分布する。

生育環境 人為的に植えられる。

生活環 落葉樹。

全体の特徴 低木。高さ1~1.5m。地際から幹を多数出し株立ち状になる。

 対生。葉身は倒卵形~広楕円形、長さ10~16cm。鋸歯縁。葉柄は1~4cm。

 球形の多出集散花序。小花はほとんどが装飾花で、わずかに両性花がある。萼片は4個まれに5個、花弁の様に目立つ。花弁ではないためかなり花もちが良い。萼片の色は土壌のpHによって変わり、酸性なら青色を帯び、アルカリ性なら赤色を帯びる。同一個体でも花序ごとに色が異なる場合がある。花期は7~8月。

果実 蒴果。

種子 —

見分けのポイント 装飾花から成る球形の花序を作る。

成分 —

用途 庭園樹、公園樹。花は花材。

法規制等
環境省レッドデータブック2014(環境省):なし
北海道レッドデータブック2001(北海道):なし
世界の侵略的外来種ワースト100(国際自然保護連合):なし
日本の侵略的外来種ワースト100(日本生態学会):なし
生態系被害防止外来種リスト(環境省):なし
北海道ブルーリスト2010(北海道):なし

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