スミレの変種で、日本海側にのみ分布しています。海岸に発達する砂丘等、植物がやや疎らで日当たりの良い場所で時々見られます。

和名:アマナスミレ

英語名:—

学名:Viola mandshurica var. crassa

観察難易度:★★★☆☆

分類:被子植物門、真正双子葉類、コア真正双子葉類、バラ類、真正バラ類I、キントラノオ目、スミレ科、スミレ属

生活環:多年草

形態:ロゼット形。地上茎はない。高さ5~20cm。

茎:地上茎はない。

葉:根出葉のみで茎葉はない。細長いへら形~鉾形。長さ3~9cm。葉柄に顕著な翼がある。斜上する。厚みがある。光沢がある。表側に巻く。

花:径2cm。花弁は紫色。側弁は基部に白い毛がある。唇弁は中央が白く、紫色の筋がある。距は長さ4~7mm。花期は5~6月。

果実:蒴果。3つに裂け、種子を弾き飛ばす。

生育環境:海岸。

分布:日本固有種。北海道(日本海側)、本州中部以北(日本海側)に分布する。

用途:—

法規制等:—

見分けのポイント:葉は細長いへら形~鉾形、表側に巻く。葉柄に顕著な翼がある。