繊維や油の原料として栽培されるほか、観賞用に花壇に植えられていることがあります。北海道当別町では盛んに栽培され、一面のアマ畑が観光名所になっています。アマの繊維は薄い茶色をしており、『亜麻色の髪』といえば、ブロンドに近い色の髪を指します。
和名 アマ（亜麻）、ヌメゴマ（滑胡麻）、アカゴマ（赤胡麻）、イチネンアマ（一年亜麻）
英語名 flax, flaxseed, linseed
学名
Linum usitatissimum L.
Linum arvense Neck.
Linum crepitans (Boenn.) Dumort.
Linum grandiflorum Rchb.
Linum humile Mill.
Linum indehiscens (Neilr.) Vavilov & Elladi
Linum moroderorum Pau
Linum mucronatum Gilib.
Linum reuteri Boiss. & Hausskn.
Linum sativum Hasselq.
Linum trinervium B.Heyne ex Roth
Linum usitatissimum ssp. humile (Mill.) Chernom.
Linum usitatissimum ssp. intermedium Chernom.
Linum usitatissimum ssp. latifolium (L.) Stank.
Linum utile Salisb.
観察難易度 ★★★☆☆
分類
門 ：被子植物門
無階級：真正双子葉類
無階級：コア真正双子葉類
無階級：バラ類
無階級：真正バラ類I
目 ：キントラノオ目
科 ：アマ科
属 ：アマ属
種 ：アマ
分布 原産地は中央アジア。日本を含む世界中の温帯～冷帯に広く帰化している。
生育環境 道端、空き地。花壇に植えられる。
生活環 一年草
全体の特徴 高さ40～90cm。全草無毛。
茎 よく分枝する。
葉 互生。葉身は線形～狭披針形、長さ2～5cm。全縁。先は尖る。3脈が目立つ。
花 径1.5～2cm。花弁は5個、淡青色、脱落しやすい。蕾は下を向くが、開花時に上を向く。花期は7～8月。
果実 蒴果。球形。
種子 楕円形。長さ5mm。
見分けのポイント —
成分 種子から採取される亜麻仁油は不飽和脂肪酸を多く含む。
用途 種子は亜麻仁油の原料。茎は繊維の原料。花は観賞用。
法規制等
環境省レッドデータブック2014：なし
北海道レッドデータブック2001：なし
世界の侵略的外来種ワースト100（国際自然保護連合）：なし
日本の侵略的外来種ワースト100（日本生態学会）：なし
生態系被害防止外来種リスト（環境省）：なし
北海道ブルーリスト2010（北海道）：カテゴリーB
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