新潟県の瀬波海岸で発見されたことからセナミスミレの別名があります。日本固有種で、環境省レッドデータブックで絶滅危惧II類に、北海道レッドデータブックで希少種に指定されています。
和名:イソスミレ(磯菫)、セナミスミレ(瀬波菫)
英語名:—
学名:Viola grayi
観察難易度:★★★☆☆
分類:被子植物門、真正双子葉類、コア真正双子葉類、バラ類、真正バラ類I、キントラノオ目、スミレ科、スミレ属
生活環:多年草
形態:短い地上茎がある。高さ5~20cm。
茎:短い地上茎がある。
葉:互生。広心形。長さ1.5~4cm。表側に巻き込む。厚みがある。光沢がある。托葉は櫛の歯状に裂ける。
花:径2~2.5cm。花弁は5個、やや重なり合う、淡青紫色。距は白色、太く短い。萼片には基部方向に短く張り出す付属体がある。花期は5月。
果実:—
生育環境:海岸の砂浜
分布:日本固有種。北海道(西南部)、本州(鳥取以北)に分布する。
用途:—
法規制等:絶滅危惧II類(環境省レッドデータブック)、希少種(北海道レッドデータブック)
見分けのポイント:海岸の砂浜に生育する。花弁は淡青紫色。距は太く短く白色。