秋にはフクジュソウの様に花だけを地上に出し、ちょっと奇妙な姿で目を引きます。葉があるのは春の間だけで、夏頃までに枯れます。食用になるサフランと見た目が似ていますが、イヌサフランは猛毒です。食べられません。
和名 イヌサフラン、コルチカム
生薬名 —
アイヌ語名 —
英語名 autumn crocus, meadow saffron, naked ladies
学名
Colchicum autumnale L.
Bulbocodium antumnale (L.) Lapeyr.
Colchicum autumnale f. macropetala Gajic
Colchicum autumnale f. milosi Gajic
Colchicum autumnale f. radei Gajic
Colchicum borisii Stef.
Colchicum bulgaricum Velen.
Colchicum commune Neck.
Colchicum crociflorum Sims
Colchicum drenowskii Degen & Rech.f. ex Kitan.
Colchicum orientale Friv. ex Kunth
Colchicum pannonicum Griseb. & Schenk
Colchicum polyanthon Ker Gawl.
Colchicum praecox Spenn.
Colchicum rhodopaeum Kov.
Colchicum transsilvanicum Schur
Colchicum vernale Hoffm.
観察難易度 ★★☆☆☆
分類
門 ：被子植物門
無階級：単子葉類
目 ：ユリ目
科 ：イヌサフラン科
属 ：イヌサフラン属
種 ：イヌサフラン
分布 原産地はヨーロッパ。日本に帰化している。
生育環境 道端。
生活環 多年草。葉は春に出し夏までに枯れる。花は秋に出す。
全体の特徴 花期には葉がないため奇妙な姿になる。高さ15～20cm。
根 —
茎 地下に球茎がある。
葉 根出葉のみ。葉の基部が重なり合うため互生のように見える。葉身は広線形、長さ15～35cm。暗緑色。光沢がある。春に出て夏までに枯れる。
花 花弁は長さ3～4.5cm。花弁の色は白色、ピンク、紫色。花期は9～10月。地上茎がなく、葉は夏までに枯れるため、花期には地面から花だけが出る奇妙な姿になる。
果実 蒴果。長楕円形～卵形。褐色。
種子 —
見分けのポイント 地上茎がなく、葉は夏までに枯れるため、花期には地面から花だけが出る奇妙な姿になる。
成分
コルヒチン：猛毒。全体に含まれる。
用途 観賞用。
法規制等
環境省レッドデータブック2014（環境省）：なし
北海道レッドデータブック2001（北海道）：なし
文化財保護法（日本）：なし
北海道文化財保護条例（北海道）：なし
世界の侵略的外来種ワースト100（国際自然保護連合）：なし
日本の侵略的外来種ワースト100（日本生態学会）：なし
外来生物法（日本）：なし
生態系被害防止外来種リスト（環境省）：なし
北海道ブルーリスト2010（北海道）：カテゴリーB
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