1つの株から花をつける茎とつけない茎を数本ずつ出し、叢生状になります。葉には独特の大きな鋸歯があります。薬用に使われることがあります。同属に、草餅やもぐさに使われるヨモギがあります。

和名:イヌヨモギ(犬蓬)

英語名:—

学名:Artemisia keiskeana

観察難易度:★★☆☆☆

分類:被子植物門、真正双子葉類、コア真正双子葉類、キク類、真正キク類II、キク目、キク科、ヨモギ属

生活環:多年草

形態:地際から花をつける茎とつけない茎を出し、やや叢生状になる。高さ80cm。

葉:互生。無花茎の葉は広い匙形、大鋸歯縁。花茎の葉は倒卵形~匙形、長さ3~8cm、大鋸歯縁。裏側に少し毛と腺点がある。

花:円錐状に頭状花序がつく。頭状花序は径3mm。花期は8~9月。

果実:の痩果になり、狭倒卵形でやや扁平で長さは2mmになる。

生育環境:山地のやや乾いた環境を好む。

分布:日本、朝鮮半島、中国。日本国内では北海道、本州、四国、九州に分布する。

用途:薬用

法規制等:—

見分けのポイント:葉には独特の大鋸歯がある。