児童文学『ハリーポッター』シリーズでは『ニワトコの杖』が大活躍し、ニワトコ（おそらくセイヨウニワトコのこと）は一躍有名になりました。エゾニワトコはその近縁で、北海道で最も身近に生えている低木のひとつです。
和名 エゾニワトコ（蝦夷接骨木、蝦夷庭常）
生薬名 接骨木（せっこつぼく)、接骨木葉（せっこつぼくよう）
アイヌ語名 ソコニ
英語名 —
学名
Sambucus sieboldiana var. miquelii (Nakai) H.Hara
Sambucus racemosa L. subsp. kamtschatica (E.L.Wolf) Hultén
観察難易度 ★★☆☆☆
分類
門 ：被子植物門
無階級：真正双子葉類
無階級：コア真正双子葉類
無階級：キク類
無階級：真正キク類II（キキョウ類）
目 ：マツムシソウ目
科 ：レンプクソウ科
属 ：ニワトコ属
種 ：エゾニワトコ
分布 日本、サハリン、南千島、ウスリー、アムール、朝鮮半島、中国東北地方。日本国内では北海道、本州北部に分布する。
生育環境 日当たりの良い環境を好む。草地、河川敷、林縁。
生活環 落葉樹。
全体の特徴 高さ3～5m。
根 —
幹 樹皮は縦に裂ける。
葉 対生。奇数羽状複葉。長さ12～30cm。側小葉は2～3対。小葉は長楕円形、長さ4～10cm。鋸歯縁。
花 円錐花序。花は径5mm。花冠は5裂、黄白色。花期は5月。
果実 核果。卵円形。径3～5mm。
種子 —
見分けのポイント —
成分 —
用途 公園樹。幹は細工物の材料、薬用。髄は顕微鏡用の切片を作る際に使われた。葉は薬用。新芽は食用。果実は食用、果実酒の材料。
法規制等
・環境省レッドデータブック2014（環境省）：なし
・北海道レッドデータブック2001（北海道）：なし
・文化財保護法（日本）：なし
・北海道文化財保護条例（北海道）：なし
・世界の侵略的外来種ワースト100（国際自然保護連合）：なし
・日本の侵略的外来種ワースト100（日本生態学会）：なし
・外来生物法（日本）：なし
・生態系被害防止外来種リスト（環境省）：なし
・北海道ブルーリスト2010（北海道）：なし
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