別科のアマナに似ているとして、オオアマナの名があります。キリスト教における重要な星『ベツレヘムの星』の欠片から生まれたとの伝説があり、スターオブベツレヘムの通り名があります。5月頃日当たりの良い草地で一斉に花を咲かせ、夏は地上部を枯らして休眠し、秋に葉を出してそのまま越冬します。

和名:オオアマナ(大甘菜)、スターオブベツレヘム、オーニソガラム、オーニソガルム、オルニソガラム、オルニソガルム

英語名:garden star-of-Bethlehem, grass lily, nap-at-noon, eleven-o’clock lady, star of Bethlehem

学名
Ornithogalum umbellatum L.

観察難易度:★★☆☆☆

分類
門:  被子植物門
無階級:単子葉類
目:  クサスギカズラ目
科:  クサスギカズラ科
亜科: ツルボ亜科
属:  オオアマナ属
種:  オオアマナ

生活環:多年草。春植物。春に開花、結実した後地上部は枯れる。球根で夏越しをする。秋に葉を出し、そのまま越冬する。

形態:高さ20cm。

茎:地下に鱗茎がある。

葉:互生。葉身は線形。葉柄はない。

花:集散花序。花被片は6個、白色。陽が当たると開き、影になると閉じる。花期は5月。

果実:蒴果。

生育環境:日当たりの良い草地等。

分布:原産地はヨーロッパ~アジア南西部。日本に帰化している。

用途:観賞用

法規制等
環境省レッドデータブック2014:なし
北海道レッドデータブック2001:なし
世界の侵略的外来種ワースト100(国際自然保護連合):なし
日本の侵略的外来種ワースト100(日本生態学会):なし
生態系被害防止外来種リスト(環境省):なし
北海道ブルーリスト2010(北海道):カテゴリーB

見分けのポイント:—

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