和名:オオヤマフスマ(大山衾)、ヒメタガソデソウ(姫誰が袖草)

英語名:bluntleaf sandwort

学名:Arenaria lateriflora

観察難易度:★★★☆☆

分類:被子植物門、真正双子葉類、コア真正双子葉類、ナデシコ目、ナデシコ科、ノミノツヅリ属

生活環:多年草。

形態:分枝型。高さ15cm。

茎:地下茎がある。地上茎は有毛。

葉:対生。長さ1~2.5cm。長楕円形。全縁。先は円い。

花:両性花と雌花がある。花弁は白色、2裂しない。雄蕊は10個。花柱は3個。

種子:エライオソームがある。

生育環境:山林。海岸草地。林縁。

分布:北半球の温帯。日本国内では北海道、本州、九州。

解説:ヒメタガソデソウの名は、タガソデソウ(ナデシコ科ミミナグサ属)に似て花が小さいことからつけられた。タガソデソウは、平安時代に編纂された「古今和歌集」に収録されている歌「色よりも 香こそあわれと おもほゆれ 誰が袖ふれし やどの梅ぞも」に由来する。