花は輪の様に並んで咲きます。この様子を輪状に並ぶ踊り子に見立ててオドリコソウ(踊り子草)の名があります。血液循環を促進する作用や芳香があり、入浴剤等に使われています。

和名 オドリコソウ(踊子草)、オドリバナ(踊花)、コムソウバナ(虚無僧花)

学名
Lamium album var. barbatum

観察難易度 ★★☆☆☆

分類
門  :被子植物門
無階級:真正双子葉類
無階級:コア真正双子葉類
無階級:キク類
無階級:真正キク類I(シソ類)
目  :シソ目
科  :シソ科
亜科 :オドリコソウ亜科
属  :オドリコソウ属
種  :オドリコソウ

分布 日本、朝鮮半島、中国。日本では北海道、本州、九州に分布する。

生育環境 やや明るい環境を好む。林内、林縁、道端。

生活環 多年草。

全体の特徴 高さ30~60cm。

 断面は四角形。

 対生。葉身は卵形、長さ5~10cm。鋸歯縁。有柄。

:輪散花序。花冠は長さ2.5cm、白~淡紅色。雄蕊は2個が長く2個が短い。花期は5~6月。

見分けのポイント —

成分
ラマルピド:テルペノイドの1種。芳香がある。
スタキドリン:アルカロイドの1種。血液循環を促進する。

用途 若葉は食用。エキスは入浴剤、シャンプー、化粧品の原料。

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