北大西洋原産の外来種です。日本では1982年に発見されたばかりですが、現在では海に行けば必ず出会える程分布を広げています。果実は玉を2つくっつけた様な特徴的な形をしており、成熟すると先端の玉だけ脱落します。

和名 オニハマダイコン(鬼浜大根)

生薬名 —

アイヌ語名 —

英語名 American searocket

学名
Cakile edentula (Bigelow) Hook.
Cakile aegyptia var. edentula Maire & Weiller
Cakile americana Nutt.
Cakile californica A.Heller
Cakile edentula var. americana (Nutt.) O.E.Schulz
Cakile edentula var. californica (A.Heller) Fernald
Cakile edentula ssp. californica (A.Heller) Hultén
Cakile edentula var. edentula
Cakile edentula var. integrifolia O.E.Schulz
Cakile edentula var. millspaughii (O.E.Schulz) O.E.Schulz
Cakile edentula var. pinnatifida O.E.Schulz
Cakile lanceolata var. apetala O.E.Schulz
Cakile lanceolata var. australiensis Thell.
Cakile lanceolata var. edentula (Bigelow) O.E.Schulz
Cakile lanceolata ssp. edentula (Bigelow) O.E.Schulz
Cakile lanceolata var. millspaughii O.E. Schulz
Cakile lanceolata var. nillspaughii O.E.Schulz
Cakile maritima var. americana (Nutt.) Torr.

観察難易度 ★★☆☆☆

分類
門  :被子植物門
無階級:真正双子葉類
無階級:コア真正双子葉類
無階級:バラ類
無階級:真正バラ類II(アオイ類)
目  :アブラナ目
科  :アブラナ科
属  :オニハマダイコン属
種  :オニハマダイコン

分布 原産地は北大西洋沿岸。日本を含む太平洋沿岸に帰化している。

生育環境 海岸。砂地、礫地。波打ち際の最前線まで進出する。

生活環 一年草または越年草。

全体の特徴 よく分枝する。茎と葉は太く柔らかく、多肉的。全体無毛。高さ20~40cm。

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 よく分枝する。太い。柔らかい。

 互生。葉身は倒卵形~長楕円形、長さ4~8cm。厚みがある。縁は不整の波状鋸歯縁だが変化が大きい。

 総状花序。花は径8mm。花弁は4個、白色~淡紅色。雄蕊は6個。花期は6~8月。

果実 中央に節のある特徴的な形をしている。成熟すると先端側は脱落し、付け根側は残る。コルク質で軽く、海流に乗って散布される。

種子 果実の節ごとに1個ずつ、計2個ある。長楕円形。長さ3~4mm。淡褐色~赤褐色。

見分けのポイント 海岸に生育する。茎と葉は太く、全体に多肉的。果実は節のある特徴的な形をしている。

成分 —

用途 —

法規制等
環境省レッドデータブック2014(環境省):なし
北海道レッドデータブック2001(北海道):なし
文化財保護法(日本):なし
北海道文化財保護条例(北海道):なし
世界の侵略的外来種ワースト100(国際自然保護連合):なし
日本の侵略的外来種ワースト100(日本生態学会):なし
外来生物法(日本):なし
生態系被害防止外来種リスト(環境省):総合対策外来種(その他の総合対策外来種)
北海道ブルーリスト2010(北海道):カテゴリーA3

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