秋に黄葉、落葉します。北海道で見られる落葉する裸子植物は、カラマツの他にはグイマツとメタセコイアくらいです。開拓当時の北海道では大規模な山火事が頻発し、跡地には成長が速いということでカラマツがよく植えられました。
和名:カラマツ(落葉松、唐松)、ラクヨウ(落葉)、ニホンカラマツ(日本落葉松、日本唐松)、フジマツ(富士松)、ラクヨウショウ(落葉松)
英語名:Japanese larch
学名:Larix kaempferi, Larix leptolepis
観察難易度:★☆☆☆☆
分類:裸子植物門、マツ綱、マツ目、マツ科、カラマツ属、カラマツ
生活環:落葉樹
形態:高木。高さ30m。太さ1m。
樹皮:暗褐色。縦に裂け目が入る。鱗片状に剥がれる。
葉:短枝では20~40個が束生する。長枝では螺旋状につく。線形。長さ2~4cm。秋に黄葉、落葉する。
花:雌雄異花。雌花は短枝につく、直立~斜め上を向く、淡紅色~淡緑色。雄花は卵形、黄色、短枝につく、下向き。花期は4~5月。
球果:広卵形。長さ2~3.5cm。
生育環境:北海道では山地、公園等で人為的に植えられる。
分布:日本固有種。本州(東北、関東、中部)に分布する。
用途:建築材、器具材。防風林。公園樹。
法規制等:—
見分けのポイント:—
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