新芽はコゴミと呼ばれ、山菜として大変人気があります。野山のやや湿った場所に大群落を作ります。ソテツ(裸子植物門)に似るとしてクサソテツの名がありますが、近縁ではありません。

和名:クサソテツ(草蘇鉄)、コゴミ、ガンソク(雁足)

英語名:shuttlecock fern, ostrich fern

学名:Matteuccia struthiopteris

観察難易度:★★★☆☆

分類:シダ植物門、シダ綱、コウヤワラビ科、クサソテツ属

生活環:多年草。夏緑性。

形態:高さ1m。

茎:塊状。

葉:羽状複葉。葉柄の断面は三角形。長さ1m。新芽はコゴミと呼ばれる。

胞子嚢:胞子葉につく。夏に出た後に枯れ、翌春まで残る。

生育環境:野山のやや湿った環境を好む。

分布:東アジア、ヨーロッパ、北アメリカ東部。日本国内では北海道、本州、四国、九州に分布する。

用途:若芽を食用。