葉先は細長く伸びて、そこに新苗を作ります。その様子から、和名は蜘蛛の巣に見立ててクモノスシダ、英語名はAsian walking fern(アジアの歩くシダ)といいます。

和名:クモノスシダ(蜘蛛の巣羊歯)

英語名:Asian walking fern, Siberian walking fern

学名:Asplenium ruprechtii

観察難易度:★★★★☆

分類:シダ植物門、シダ綱、ウラボシ目、チャセンシダ科、チャセンシダ属

生活環:多年草。常緑性。

形態:葉を数枚出し、その先に新苗を作る。

葉:狭披針形~長三角形。長さ15cm。先は細長く伸び、新苗を作る。

胞子嚢:葉裏い楕円形のソーラスを作る。

生育環境:あまり日の当たらない石灰岩上に生育する。

分布:日本、朝鮮半島、中国東北部、ロシア東部。日本国内では北海道、本州、四国、九州に分布する。

用途:盆栽。

見分けのポイント:葉先に新苗を作ることから見分けは容易。