ニゲラの名で流通しています。果実は独特のトゲトゲした姿で、花材として使われることもあります。香辛料のブラッククミンシードは、同属のニオイクロタネソウの種子です。

和名 クロタネソウ(黒種草)、ニゲラ(Nigella)

生薬名 —

アイヌ語名 —

英語名 love-in-a-mist, devil in a bush, ragged lady

学名
Nigella damascena L.
Erobathos coarctatum (C.C.Gmel.) Spach
Erobathos damascenum (L.) Spach
Melanthium damascenum (L.) Medik.
Nigella bithynica Azn.
Nigella bourgaei Jord.
Nigella coarctata C.C.Gmel.
Nigella coerulea Lam.
Nigella elegans Salisb.
Nigella involucrata Moench
Nigella multifida Gaterau
Nigella nana J.W.Loudon
Nigella pygmaea DC.
Nigella romana Garsault
Nigella taurica Steven

観察難易度 ★★☆☆☆

分類
門  :被子植物門
無階級:真正双子葉類
目  :キンポウゲ目
科  :キンポウゲ科
亜科 :キンポウゲ亜科
属  :クロタネソウ属
種  :クロタネソウ

分布 原産地は地中海沿岸。北アメリカ等に帰化している。

生育環境 日当たりの良い環境を好む。北海道では人為的に植えられる。

生活環 一年草。

全体の特徴 高さ20~50cm。

 —

 よく分枝する。

 互生。葉身は糸状に細裂する。

 花弁は小さな蜜腺鱗片に変化している。萼片は5個、大きく花弁状で目立つ。萼片の色は青色が多いが、白色、ピンク、淡紫色もある。糸状の苞が目立つ。花期は5~7月。

果実 蒴果。球形。長さ2.5cm。柱頭が5個残存する。糸状の苞が目立つ。全体にトゲトゲした独特の姿になる。

種子 黒色。学名(ニゲラ、黒色の意味)の由来。

見分けのポイント 果実は径2.5cmの球形。残存する柱頭と糸状の苞が目立ち、トゲトゲした独特の姿になる。

成分 —

用途 花壇に植えられる。果実は乾燥させて花材に使われる。

法規制等
環境省レッドデータブック2014(環境省):なし
北海道レッドデータブック2001(北海道):なし
文化財保護法(日本):なし
北海道文化財保護条例(北海道):なし
世界の侵略的外来種ワースト100(国際自然保護連合):なし
日本の侵略的外来種ワースト100(日本生態学会):なし
外来生物法(日本):なし
生態系被害防止外来種リスト(環境省):なし
北海道ブルーリスト2010(北海道):なし

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