林縁等で時々見られます。枝には疎らに大きな棘があります。花は株全体につきますが、両性花は枝先に多く、それ以外の花はほとんどが雄花のため、果実は枝先に多くつきます。同属に、五加皮(ごかひ)の名で生薬に使われるエゾウコギがあります。

和名:ケヤマウコギ(毛山五加)、オニウコギ(鬼五加)

英語名:—

学名:Acanthopanax divaricatus / Eleutherococcus divaricatus

観察難易度:★★★☆☆

分類:被子植物門、真正双子葉類、コア真正双子葉類、キク類、真正キク類II、セリ目、ウコギ科、ウコギ属

生活環:落葉樹

形態:低木。高さ3~5m。

枝:灰褐色。疎らに大きな棘がある。若枝は有毛。

葉:互生。掌状複葉。小葉は5個まれに3個、倒卵状長楕円形、長さ4~10cm、細かい重鋸歯縁。表側の脈上と裏側は有毛、基部は楔形。葉柄は有毛。

花:球状の散形花序。頂生の花序は両性花がつく。頂生以外の花序は雄花のことが多い。花弁は5個。花期は8~9月。

果実:頂生の果序で結実する。球形。径8mm。黒色。9~10月に成熟する。

生育環境:山林、林縁、原野等。

分布:日本、朝鮮半島、中国北部。日本は全国に分布する。

用途:—

法規制等:—

見分けのポイント:—