アイヌ語ではフレップ(『赤いもの』という意味)と呼ばれます。フレップは北海道日本ハムファイターズのマスコット『フレップ・ザ・フォックス』の名前でもあります。同属にブルーベリーがあります。

和名 コケモモ(苔桃)、リンゴンベリー

アイヌ語名 フレップ

英語名 lingonberry, partridgeberry, mountain cranberry, cowberry

学名
Vaccinium vitis-idaea L.
Myrtillus exigua Bubani
Rhodococcum minus (G.Lodd.) Avrorin
Rhodococcum vitis-idaea (L.) Avrorin
Vaccinium jesoense Miq.
Vaccinium minus (G.Lodd.) Maximova
Vaccinium minus (G.Lodd.) Vorosch.
Vaccinium pulchellum Fisch. ex Herder
Vaccinium punctatum Lam.
Vaccinium punctifolium Stokes
Vaccinium vitis-idaea ssp. minus (G.Lodd.) Hultén
Vaccinium vitis-idaea f. pyricarpum Lepage
Vitis-idaea punctata Moench
Vitis-idaea punctata var. minor (G.Lodd.) Moldenke
Vitis-idaea punctifolia Gray

観察難易度 ★★★☆☆

分類
門  :被子植物門
無階級:真正双子葉類
無階級:コア真正双子葉類
無階級:キク類
目  :ツツジ目
科  :ツツジ科
亜科 :スノキ亜科
属  :スノキ属
種  :コケモモ

分布 北半球の冷帯~寒帯に広く分布する。日本は北海道、本州、四国、九州に分布する。

生育環境 高山、北の海岸。

生活環 常緑樹。

全体の特徴 高さ10~40cm。群生する。

 下部は地中を這う。

 互生。葉身は長楕円形、長さ1~2cm。厚く硬い。表面は光沢がある。

 総状花序。小花は鐘形、長さ6mm。花冠は先が4裂、淡紅色。花期は6~7月。

果実 液果。球形。径7mm。赤色。8~9月に成熟する。

見分けのポイント —

成分
αアルブチン:果実に多く含まれる。メラニンの合成を抑制する。
アントシアニン:果実に多く含まれる。抗酸化作用がある。
ポリフェノール:果実に多く含まれる。抗酸化作用がある。
アルブチン:葉に多く含まれる。メラニンの合成を阻害する

用途 果実は食用、特にジャム、果実酒の材料。盆栽。

法規制等
環境省レッドデータブック2014:なし
北海道レッドデータブック2001:なし
世界の侵略的外来種ワースト100(国際自然保護連合):なし
日本の侵略的外来種ワースト100(日本生態学会):なし
生態系被害防止外来種リスト(環境省):なし
北海道ブルーリスト2010(北海道):なし