サトザクラ(オオシマザクラを母親とする品種の総称)の1品種です。花が平安貴族の衣に使われる萌黄色のため、ギョイコウ(御衣黄)の名があります。花は黄色ではありませんが、ギョイコウやウコン等概ね黄緑色の品種は総称してキザクラ(黄桜)と呼ばれます。
和名:サトザクラ‘ギョイコウ’(里桜‘御衣黄’)、ギョイコウ(御衣黄)、サトザクラ‘ミソギ’(里桜‘御祓’)、ミソギ(御祓)、キザクラ(黄桜)
英語名:—
学名:Cerasus Sato-zakura Group ‘Gioiko’, Cerasus lannesiana ‘Gioiko’, Cerasus serrulata ‘Gioiko’
観察難易度:★★★☆☆
分類:被子植物門、真正双子葉類、コア真正双子葉類、バラ類、真正バラ類I、バラ目、バラ科、スモモ属、サクラ亜属、サトザクラ、サトザクラ‘ギョイコウ’
生活環:落葉樹
形態:高さ5~10m。
樹皮:暗紫褐色。皮目がある。若枝は褐色。
葉:互生。葉身は楕円形~倒卵状楕円形、長さ5~10cm。重鋸歯縁。先は尾状。
花:径は2~4.5cmと変化が大きい。花弁は八重、10~15個。花弁の色は初め黄緑色~緑色、次第に赤味を帯びる。花期は4月下旬~5月。
果実:—
生育環境:人為的に植えられる。
分布:自生地はない。
用途:公園樹、庭園樹。
法規制等:—
見分けのポイント:花弁は八重、10~15個。花弁の色は初め黄緑色~緑色、次第に赤味を帯びる。