白くフワフワとした、大変印象的な群落を作ります。白いものは葉の先端が長く伸びたもの(芒)で、強い直射日光から身を守るためのものです。亜高山~高山の日当たりの良い岩上等で時々見られます。

和名:シモフリゴケ(霜降り苔)

英語名:woolly fringemoss, hoary rock-moss, woolly moss

学名:Racomitrium lanuginosum

観察難易度:★★★★☆

分類:マゴケ植物門、マゴケ綱、ギボウシゴケ目、ギボウシゴケ科、シモフリゴケ属

生活環:多年草

形態:直立する。分枝しない。塊状の群落を作る。

葉:披針形。先は灰白色の長い芒になる。

胞子体:まれに見られる。柄は15~20mm。蒴は長卵形。

生育環境:日向~半日影を好む。亜高山~高山の湿った岩上や地上。

分布:世界中の温帯~寒帯。日本国内では北海道、本州、四国、九州に分布する。

用途:—

法規制等:—

見分けのポイント:灰白色の長い芒があり、全体が白っぽく目立つ。

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