海岸で比較的普通に見られます。白い葉や茎を観賞するために栽培され、様々な品種も作られていますが、日本ではよく似たシロタエギクの方がよく利用されているようです。

和名:シロヨモギ(白蓬)

英語名:hoary mugwort, Dusty Miller, beach wormwood, oldwoman

学名:Artemisia stelleriana

観察難易度:★★★☆☆

分類:被子植物門、真正双子葉類、コア真正双子葉類、キク類、真正キク類II、キク目、キク科、ヨモギ属

生活環:多年草

形態:分枝型。高さ20~60cm。地下茎から地上部を多数出し群生する。全草に白い綿毛が密生する。

茎:長い地下茎がある。

葉:互生。奇数羽状深裂。長さ3~7cm。裂片の先は円みを帯びる。やや厚みがある。

花:円錐花序に頭状花序がつく。頭状花序は径1cm、筒状花のみで舌状花はない。花期は7~9月。

果実:痩果。狭長楕円形。長さ3mm。

生育環境:海岸の砂地や岩場。

分布:日本、朝鮮半島、サハリン、千島列島、カムチャツカ半島、オホーツク海沿岸。日本国内では北海道、本州中部以北に分布する。

用途:観賞用