カボチャとして食べられている野菜の多くは、正しくはセイヨウカボチャといいます。原種はアメリカ大陸原産ですが、現在では世界中で多くの品種が栽培されており、最も一般的な‘えびす南瓜’、白い外見の‘雪化粧’等があります。

和名 セイヨウカボチャ(西洋南瓜)、カボチャ(南瓜)、ナンキン(南京)

英語名 squash

学名
Cucurbita maxima Duchesne
Cucumis rapallito Carrière
Cucumis zapallito Carrière
Cucurbita farinae Mozz. ex Naudin
Cucurbita maxima var. triloba Millán
Cucurbita maxima var. turgida L.H.Bailey
Cucurbita maxima var. zapallito (Carrière) Millán
Cucurbita maxima var. zipinka Millán
Cucurbita pileiformis M.Roem.
Cucurbita rapallito Carrière
Cucurbita sulcata Blanco
Cucurbita turbaniformis M.Roem.
Cucurbita zapallito Carrière
Pepo maximus Peterm.
Pileocalyx elegans Gasp.

観察難易度 ★★☆☆☆

分類
門  :被子植物門
無階級:真正双子葉類
無階級:コア真正双子葉類
無階級:バラ類
無階級:真正バラ類I(マメ類)
目  :ウリ目
科  :ウリ科
連  :カボチャ連
属  :カボチャ属
種  :セイヨウカボチャ

分布 原産地はアメリカ大陸。

生育環境 人為的に植えられる。

生活環 一年草。

全体の特徴 巻きひげをもつ蔓植物。

 地を這うか、支柱や他の植物に絡んで高く伸びる。棘状の毛が密生する。中空。葉腋から巻きひげが出る。

 互生。葉身は五角状浅裂。縁は波打つ。長さ10~30cm。葉柄は中空。

 雌雄異花。雌花は球形の子房が目立つ。花冠は5浅裂、濃黄色。花期は6~8月。

果実 ウリ状果。扁球形。

種子 —

見分けのポイント —

成分
β-カロテン:果実に含まれる。抗酸化作用がある。
ビタミンC:果実に含まれる。壊血病予防効果がある。
カリウム:果実に含まれる。血圧を正常に保つ。

用途 果実は食用。

法規制等
環境省レッドデータブック2014(環境省):なし
北海道レッドデータブック2001(北海道):なし
世界の侵略的外来種ワースト100(国際自然保護連合):なし
日本の侵略的外来種ワースト100(日本生態学会):なし
外来生物法(日本):なし
生態系被害防止外来種リスト(環境省):なし
北海道ブルーリスト2010(北海道):なし

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