いわゆるポプラの木です。ポプラと呼ばれる種は幾つかありますが、縦に細長い樹形で一番有名なのは、セイヨウハコヤナギの雄株です。雌株については、細くならないという説と、そもそも雌株はないという説があります。

和名 セイヨウハコヤナギ(西洋箱柳)、ポプラ、クロポプラ(黒ポプラ)、イタリアポプラ、イタリアヤマナラシ(イタリア山鳴らし)

生薬名 —

アイヌ語名 —

英語名 Lombardy poplar

学名
Populus nigra L. var. italica Moench
Populus fastigiata Poir.
Populus italica Moench
Populus nigra ssp. pyramidalis Čelak.
Populus nigra var. pyramidalis Spach
Populus pyramidalis Rozier

観察難易度 ★☆☆☆☆

分類
門  :被子植物門
無階級:真正双子葉類
無階級:コア真正双子葉類
無階級:バラ類
無階級:真正バラ類I(マメ類)
目  :キントラノオ目
科  :ヤナギ科
属  :ヤマナラシ属
種  :ヨーロッパクロポプラ
変種 :セイヨウハコヤナギ

分布 人為的に作出されたため、原産地はない。

生育環境 日当たりの良い環境を好む。道端、空き地、草地。その他人為的によく植えられる。

生活環 落葉樹。

全体の特徴 高さ20~30m。雄株は細長い樹形になる。雌株は多少横に広がる。

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 雄株の幹は真っ直ぐ上に伸び、枝も概ね上向きにつく。樹皮は灰色、縦に深く裂ける。

 互生。葉身は広三角形~菱状広三角形、長さ4~12cm。細かい鈍鋸歯縁。葉柄は長さ2~5cm。

 雌雄異株とされるが異説もある。尾状花序。花序は長さ4~10cm。花期は4~5月。

果実 蒴果。

種子 綿毛があり、風や川の流れに乗って遠くまで運ばれる。

見分けのポイント —

成分 —

用途 街路樹、公園樹、特に並木にされる。防風林。器具材、パルプ材。

法規制等
環境省レッドデータブック2014(環境省):なし
北海道レッドデータブック2001(北海道):なし
文化財保護法(日本):なし
北海道文化財保護条例(北海道):なし
世界の侵略的外来種ワースト100(国際自然保護連合):なし
日本の侵略的外来種ワースト100(日本生態学会):なし
外来生物法(日本):なし
生態系被害防止外来種リスト(環境省):なし
北海道ブルーリスト2010(北海道):カテゴリーB

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