春と秋で形態が変わります。春型は花茎が短く、舌状花の裏面が紅紫色で、ムラサキタンポポの名の由来になっています。秋型は花茎が長く、閉鎖花のみで開花しません。
和名:センボンヤリ(千本槍)、ムラサキタンポポ(紫蒲公英)
学名:Leibnitzia anandria
観察難易度:★★★☆☆
分類:被子植物門、真正双子葉類、コア真正双子葉類、キク類、真正キク類II、キク目、キク科、センボンヤリ属
生活環:多年草
形態:ロゼット型。春型は高さ5~20cm。秋型は高さ30cm。
葉:互生。春型は頭大羽状深裂。秋型は長さ15cm。
花:頭状花序。春型の花序は径1.5cm、筒状花を舌状花が囲む、舌状花は裏面が紅紫色。秋型の花序は筒状花のみの閉鎖花。花期は5~6月、9~10月。
果実:痩果。
生育環境:明るい林
分布:日本、朝鮮半島、中国、南千島、サハリン、シベリア。日本国内では北海道、本州、四国、九州に分布する。