クローバーによく似ていますが、花は白とピンクの2色で、ちょっとお得感があります。別名アルサイククローバー。牧草として利用されるため、世界中に帰化しています。
和名 タチオランダゲンゲ(立オランダ蓮華、立オランダ紫雲英)、タチツメクサ(立詰草)、アルサイククローバー
生薬名 —
アイヌ語名 —
英語名 alsike clover
学名
Trifolium hybridum L.
Amoria hybrida (L.) C.Presl
観察難易度 ★★★☆☆
分類
門 :被子植物門
無階級:真正双子葉類
無階級:コア真正双子葉類
無階級:バラ類
無階級:真正バラ類I(マメ類)
目 :マメ目
科 :マメ科
属 :シャジクソウ属
種 :タチオランダゲンゲ
分布 原産地は地中海沿岸~西アジア。日本を含む世界中に帰化している。
生育環境 草地、道端、空き地、法面。
生活環 多年草。
全体の特徴 高さ30~50cm。シロツメクサに似るが茎は立ち上がる。
根 —
茎 緑色または赤色。無毛。太い。直立する。
葉 互生。3出複葉。小葉は長楕円形、長さ1.5~3cm、鋸歯縁。
花 総状花序。花序は球形、径2cm。小花は上~横向きにつき、受粉後下を向く。花弁は白色~ピンク。花序はグラデーションになる。花期は6~8月。
果実 豆果。
種子 —
見分けのポイント
北海道でよく見られるクローバーのような草は以下の3種。
・シロツメクサ:花は白色、まれに赤味を帯びる。全草無毛。かなり踏みつけに強く、地に張り付いて生育していることもある。別名クローバー。
・タチオランダゲンゲ:花は白色~ピンク。花序はグラデーションになる。全草無毛。踏みつけに強く、地に張り付くようにして生育することもあるが、花茎は立ち上げる。別名アルサイククローバー。
・ムラサキツメクサ:花はピンク。全体に毛が多い。それほど踏みつけには強くない。あまり踏まれず刈られない環境で生育する。レッドクローバー。
成分 —
用途 牧草。
法規制等
環境省レッドデータブック2014(環境省):なし
北海道レッドデータブック2001(北海道):なし
文化財保護法(日本):なし
北海道文化財保護条例(北海道):なし
世界の侵略的外来種ワースト100(国際自然保護連合):なし
日本の侵略的外来種ワースト100(日本生態学会):なし
外来生物法(日本):なし
生態系被害防止外来種リスト(環境省):なし
北海道ブルーリスト2010(北海道):カテゴリーA3
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