秋の七草で有名なキキョウの近縁種です。身近な所にも時々生えているのですが、なにぶん背が低く花が小さいのでけっこう見過ごされている気がします。少しキキョウに似たかわいらしい花を咲かせます。

和名 タニギキョウ(谷桔梗)

生薬名 —

アイヌ語名 —

英語名 —

学名
Peracarpa carnosa (Wall.) Hook.f. & Thomson
Campanula carnosa Wall.
Campanula circaeoides F.Schmidt ex Miq.
Campanula ovata (D.Don) Spreng.
Peracarpa luzonica Rolfe
Wahlenbergia ovata D.Don

観察難易度 ★★★☆☆

分類
門  :被子植物門
無階級:真正双子葉類
無階級:コア真正双子葉類
無階級:キク類
無階級:真正キク類II(キキョウ類)
目  :キク目
科  :キキョウ科
属  :タニギキョウ属
種  :タニギキョウ

分布 東アジアに広く分布する。インド、ヒマラヤ、中国、朝鮮半島、日本、カムチャツカ半島、パプアニューギニアなど。日本国内では、沖縄を除く北海道~九州に分布する。

生育環境 低地~高山。やや湿った環境を好む。林内、日影の草地。

生活環 多年草。

全体の特徴 地表を伸びる根茎から直立する茎を出し群生する。高さ20cm。

 —

 地表を長く伸び、所々で直立する。

 互生。葉身は広卵形。裏面は時に紫色を帯びる。まばらに毛が生える。

 茎頂に花を1個つける。まれに2個つける。花冠は5裂、径1cm、白色~淡紫色。花期は5月中旬~8月。

果実 蒴果。長さ5~6mm。

種子 —

見分けのポイント —

成分 —

用途 —

法規制等
環境省レッドデータブック2014(環境省):なし
北海道レッドデータブック2001(北海道):なし
文化財保護法(日本):なし
北海道文化財保護条例(北海道):なし
世界の侵略的外来種ワースト100(国際自然保護連合):なし
日本の侵略的外来種ワースト100(日本生態学会):なし
外来生物法(日本):なし
生態系被害防止外来種リスト(環境省):なし
北海道ブルーリスト2010(北海道):なし

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