ヒツジグサやヒトリシズカ等と同様に、被子植物門の最も古い時期(いわゆる単子葉類と双子葉類に分かれる前)に他の種と分かれ、独自の進化をしてきた種です。幹は珍しい左巻きの蔓になります。果実は薬用や果実酒に利用されます。

和名:チョウセンゴミシ(朝鮮五味子)

英語名:

学名:Schisandra chinensis

観察難易度:★★★☆☆

分類:被子植物門、アウストロバイレヤ目、マツブサ科、マツブサ属

生活環:落葉樹

形態:蔓型。

幹:左巻きの蔓になる。

葉:互生。短枝では束生する。倒卵形~楕円形。長さ3~10cm。凸状波状鋸歯縁。

花:雌雄異花。1つの株につく花は雌雄どちらかのみのことが多い。淡黄白色。径1cm。花期は6~7月。

果実:球形。径7mm。9~10月に成熟する。

生育環境:林内。

分布:日本、朝鮮半島、サハリン、アムール川流域、中国。日本国内では北海道、本州中部以北に分布する。

用途:果実を薬用、果実酒。

法規制等:—

見分けのポイント:幹は左巻きの蔓になる。