北海道では珍しい常緑の草本です。最もよく見られるリンドウ科の1種です。茎は蔓になり他の物に絡んで生長しますが、地を這っていることも多いです。

和名:ツルリンドウ(蔓竜胆)

学名:Tripterospermum japonicum var. japonicum

観察難易度:★★☆☆☆

分類:被子植物門、真正双子葉類、コア真正双子葉類、キク類、真正キク類I、リンドウ目、リンドウ科、ツルリンドウ属

生活環:多年草。常緑。

形態:蔓型。

茎:蔓になり、他の物に絡んで伸びる。

葉:対生。三角状卵形。長さ3~8cm。全縁。3脈が目立つ。先は尖る。

花:花冠は筒型、長さ3cm、先は5裂、径2cm、淡紫色。花期は7月下旬~10月。

果実:楕円形。長さ1.5cm。赤色。

生育環境:林内。

分布:日本、朝鮮半島、中国、サハリン、千島列島。日本国内では北海道、本州、四国、九州に分布する。