枝分かれの様子を灯台(とうだい、屋内用の照明)に見立て、それが訛ってドウダンツツジ(灯台躑躅)と呼ばれるようになりました。公園や庭によく植えられ、生垣に使われていることが多いです。

和名:ドウダンツツジ(灯台躑躅、満天星躑躅)、ドウダン(満天星)

英語名:dodan-tsutsuji

学名:Enkianthus perulatus C.K.Schneid., 1911

観察難易度:★☆☆☆☆

分類
門  :被子植物門
無階級:真正双子葉類
無階級:コア真正双子葉類
無階級:キク類
目  :ツツジ目
科  :ツツジ科
亜科 :ドウダンツツジ亜科
属:  ドウダンツツジ属
種:  ドウダンツツジ

生活環:落葉樹

形態:低木。高さ2m。

樹皮:灰色。平滑。裂けない。

葉:互生。枝先に輪生状につく。葉身は広倒披針形、長さ3~3.5cm。先は尖る。基部は楔形。

花:散形花序。枝先に2~4個が花柄ごと下向きにつく。花冠は壺形、長さ7~8cm、白色、先は5裂する。花期は5月。

果実:蒴果。花後に果柄が向きを変えて直立する。長さ7mm。紅褐色。10月に成熟する。

生育環境:北海道では人為的に植えられる。

分布:日本固有種。高知県に分布する。

用途:公園樹、庭園樹、特に生垣に使われる。

法規制等
環境省レッドデータブック2014:なし
北海道レッドデータブック2001:なし
世界の侵略的外来種ワースト100(国際自然保護連合):なし
日本の侵略的外来種ワースト100(日本生態学会):なし
生態系被害防止外来種リスト(環境省):なし
北海道ブルーリスト2010(北海道):なし

見分けのポイント:—

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