春の七草の一つです。また、荒れた土地の事を「ぺんぺん草(ナズナ)も生えない」と表現する等、日本文化に深く根付いています。しかし元々はユーラシア~北アフリカ原産で、有史以前に日本に侵入した史前帰化植物と考えられています。
和名 ナズナ(薺)、ペンペングサ(ペンペン草)、シャミセングサ(三味線草)
生薬名 薺菜(せいさい)、薺(せい)
アイヌ語名 レイケイス
英語名 shepherd’s purse
学名
Capsella bursa-pastoris (L.) Medik.
Bursa bursa-pastoris (L.) Shafer
Nasturtium bursa-pastoris (L.) Roth
Rodschiedia bursa-pastoris (Medik.) G.Gaertn., B.Mey. & Scherb.
Thlaspi bursa-pastoris L.
観察難易度 ★☆☆☆☆
分類
門 :被子植物門
無階級:真正双子葉類
無階級:コア真正双子葉類
無階級:バラ類
無階級:真正バラ類II(アオイ類)
目 :アブラナ目
科 :アブラナ科
属 :ナズナ属
種 :ナズナ
分布 原産地はユーラシア、北アフリカ。日本を含む世界中に広く帰化している。
生育環境 日当たりの良い環境を好む。草地、道端、畑、空き地等。
生活環 越年草。
全体の特徴 高さ10~50cm。
根 —
茎 —
葉 根出葉は羽状深裂、長さ10cm。茎葉は互生、楕円形~披針形、裂けない、茎を抱く。
花 総状花序。花弁は4個、白色。花期は5~7月。
果実 短角果。ハート型。
種子 —
見分けのポイント 果実はハート形。
成分 —
用途 食用、特に春の七草として七草粥の材料。薬用。果序は子どもの玩具(果柄を折り曲げてから果序を振り、でんでん太鼓の様に音を鳴らす)。
法規制等
・環境省レッドデータブック2014(環境省):なし
・北海道レッドデータブック2001(北海道):なし
・文化財保護法(日本):なし
・北海道文化財保護条例(北海道):なし
・世界の侵略的外来種ワースト100(国際自然保護連合):なし
・日本の侵略的外来種ワースト100(日本生態学会):なし
・外来生物法(日本):なし
・生態系被害防止外来種リスト(環境省):なし
・北海道ブルーリスト2010(北海道):なし
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