東アジアに広く分布するラズベリーです。あまり栽培はされませんが果実は食用になります。北海道では身近で最もよくみられるキイチゴ属の1種です。

和名:ナワシロイチゴ(苗代苺)、アシクダシ(足下)、サツキイチゴ(皐月苺)、ワセイチゴ(早稲苺)、サオトメイチゴ(早乙女苺)、ウシイチゴ(牛苺)

英語名:Japanese bramble, Australian raspberry, native raspberry

学名:Rubus parvifolius

観察難易度:★★☆☆☆

分類:被子植物門、真正双子葉類、コア真正双子葉類、バラ類、真正バラ類I、バラ目、バラ科、キイチゴ属

生活環:落葉樹。

形態:匍匐型。高さ20~30cm。

茎:赤色。まばらに棘がある。這うかやや立ち上がる。

葉:互生。3出複葉、または小葉が5個の奇数羽状複葉。小葉は広倒卵形、重鋸歯縁。裏面は綿毛が密生し白く見える。

花:花弁は5個、濃いピンク、直立する、萼片より小さい。花期は6~7月。

果実:集合果。赤色。食用。

生育環境:海岸~丘陵地の砂地や草地。

分布:日本、朝鮮半島、中国。日本は全土に分布する。

用途:果実を食用。