岩手県の南部地方に由来してこの名があります。林内で稀に見られます。花は花弁と萼がなく、雌蕊と雄蕊の集まりが穂状になります。

和名:ナンブソウ(南部草)

英語名:—

学名:Achlys japonica

観察難易度:★★★★☆

分類:被子植物門、真正双子葉類、キンポウゲ目、メギ科、ナンブソウ属

生活環:多年草

形態:地下茎から葉を出し群生する。地上茎はない。

茎:地下茎を伸ばす。地上茎はない。

葉:3出複葉。小葉は扇形~広い菱形。縁が緩く波打つ。

花:穂状花序。花弁と萼片はない。小花には雌蕊が1個と雄蕊が5~15ある。花期は5~6月。

果実:袋果。腎形。長さ4mm。

生育環境:林内。

分布:日本、朝鮮半島。日本国内では北海道、本州(北部)に分布する。

用途:

法規制等:—

見分けのポイント:地上茎はない。地際から3出複葉を出す。