ヨーロッパ原産ですが、世界中に広く帰化しており、日本にも史前帰化植物として中国経由で入ってきたと考えられます。葉の形は変異が大きく、羽状に浅~深裂になります。

和名:ノゲシ(野罌粟、野芥子)、ハルノノゲシ(春の野罌粟、春の野芥子)、ケシアザミ(罌粟薊、芥子薊)

英語名:common sowthistle, sow thistle, smooth sow thistle, annual sow thistle, hare’s colwort, hare’s thistle, milky tassel, milk thistle, soft thistle, swinies

学名:Sonchus oleraceus

観察難易度:★★☆☆☆

分類:被子植物門、真正双子葉類、コア真正双子葉類、キク類、真正キク類II、キク目、キク科、ノゲシ属

生活環:越年草

形態:直立型。高さ50~10cm。

茎:中空。

葉:互生。羽状浅~深裂。縁は不整で柔らかく棘状の歯牙があるが、触れても痛くはない。基部は耳状になり茎を抱く。形は変異が大きい。

花:頭状花序、径2cm、舌状花のみで筒状花はない。花冠は黄色。花期は6月下旬~9月。

生育環境:道端、空き地等。

分布:原産地はヨーロッパ。日本は有史以前に中国経由で入ったと推定されている。

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