フキに似た葉をつけます。食用にも薬用にもならず、花は地味で観賞用にもなりません。真価を発揮するのは秋、いわゆる『ひっつき虫』としてです。果実には、よくある鈎針などではなくベタベタの腺毛が密生しており、服に付いて大変面倒なことになります。
和名 ノブキ(野蕗)
生薬名 —
アイヌ語名 —
英語名 —
学名
Adenocaulon himalaicum Edgew.
Adenocaulon adhaerescens Maxim.
Adenocaulon bicolor var. adhaerescens (Maxim.) Makino
観察難易度 ★★☆☆☆
分類
門 :被子植物門
無階級:真正双子葉類
無階級:コア真正双子葉類
無階級:キク類
無階級:真正キク類II(キキョウ類)
目 :キク目
科 :キク科
亜科 :キク亜科
属 :ノブキ属
種 :ノブキ
分布 東アジアに広く分布する。日本は全国に分布する。
生育環境 低地~山地。林内、道端。
生活環 多年草。
全体の特徴 高さ1m。
根 —
茎 —
葉 根出葉が多い。茎葉は互生。葉身は三角状心形、長さ10~20cm。不規則な鋸歯縁。葉柄には翼がある。
花 頭状花序。花序の外周に雌花、中心に雄花がつく。筒状花のみで舌状花はない。花期は8~9月。
果実 痩果。根棒状。腺毛が密生し、粘る。
種子 —
見分けのポイント 葉は根出葉が多い。葉身は三角状心形。葉柄に翼がある。
成分 —
用途 —
法規制等
・環境省レッドデータブック2014(環境省):なし
・北海道レッドデータブック2001(北海道):なし
・文化財保護法(日本):なし
・北海道文化財保護条例(北海道):なし
・世界の侵略的外来種ワースト100(国際自然保護連合):なし
・日本の侵略的外来種ワースト100(日本生態学会):なし
・外来生物法(日本):なし
・生態系被害防止外来種リスト(環境省):なし
・北海道ブルーリスト2010(北海道):なし