『野に生えるぼろきれの様な菊』という可哀想な名前です。ぼろきれは果実の綿毛の様子から。一応オキュウクサ等の別名もあります。全体に柔らかい草で、葉や茎は手で曲げられます。

和名 ノボロギク(野襤褸菊)、オキュウクサ(御灸草)、タイショウクサ(大正草)

生薬名 —

アイヌ語名 

英語名 groundsel, old-man-in-the-spring

学名
Senecio vulgaris L.
Erigeron senecio Sch.Bip. ex Webb & Berthel.
Jacobaea vulgaris (L.) Claus
Senecio vulgari-humilis Batt. & Trab.
Senecio vulgaris ssp. vulgaris
Senecio vulgaris var. vulgaris

観察難易度 ★☆☆☆☆

分類
門  :被子植物門
無階級:真正双子葉類
無階級:コア真正双子葉類
無階級:キク類
無階級:真正キク類II(キキョウ類)
目  :キク目
科  :キク科
亜科 :キク亜科
属  :キオン属
種  :ノボロギク

分布 原産地はユーラシア、アフリカ北部。世界中に帰化している。

生育環境 日当たりの良い環境を好む。道端、空き地、畑。

生活環 一年草または越年草。

全体の特徴 高さ40cm。全体が柔らかい。

 —

 柔らかく、よく曲がる。

 互生。葉身は不揃いな羽状深裂、長さ2~10cm。厚みがある。

 頭状花序。筒状花のみで舌状花はない。花弁は黄色。花期は5~9月。

果実 痩果。冠毛がつく。

種子 —

見分けのポイント 葉は不揃いな羽状深裂で厚みがある。花は筒状花のみで舌状花はない。

成分 —

用途 —

法規制等
環境省レッドデータブック2014(環境省):なし
北海道レッドデータブック2001(北海道):なし
文化財保護法(日本):なし
北海道文化財保護条例(北海道):なし
世界の侵略的外来種ワースト100(国際自然保護連合):なし
日本の侵略的外来種ワースト100(日本生態学会):なし
外来生物法(日本):なし
生態系被害防止外来種リスト(環境省):なし
北海道ブルーリスト2010(北海道):カテゴリーA3

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