小さな葉をノミの綴(つづり、服のこと)に例えてこの名がつきました。日当たりがよく乾燥した環境を好むため、舗装の隙間等の人工的な環境でよく見られます。
和名:ノミノツヅリ(蚤綴)
英語名:thyme-leaf sandwort, thyme-leaved sandwort
学名:Arenaria serpyllifolia var. serpyllifolia
観察難易度:★★☆☆☆
分類:被子植物門、真正双子葉類、コア真正双子葉類、ナデシコ目、ナデシコ科、ノミノツヅリ属
生活環:一年草または越年草。
形態:分枝型。高さ5~25cm。
茎:よく分枝しながら地を這い、枝先を立ち上げる。
葉:対生。卵形~広卵形。長さ3~6mm。無柄または短い柄がある。先は尖る。
花:葉腋に1個ずつつく。径4mm。萼片は5個。花弁は5個。雄蕊は10個。花柱は3個。
果実:長さ3mm。
生育環境:日当たりが良く乾燥した環境に多い。道端、空き地、畑、舗装の隙間等。
分布:原産地はユーラシア。日本に帰化している。