イロハモミジの変種とされ、葉は常に紅葉のような濃い赤紫色をしています。しかし葉をよく見ると、季節ごとに少しずつ色が変化しているのがわかります。「ノムラ」は人名ではなく、葉の色である濃紫(のうむら)が訛ったもので、「野村」は当て字であるとの説があります。庭木として大変人気があり、よく植えられています。

和名 ノムラカエデ(野村楓、野村槭)、ノムラモミジ(野村紅葉、野村椛)、ノムラ(野村)、ノウシ(濃紫)、ムサシノ(武蔵野)

英語名 —

学名
Acer palmatum var. sanguineum (Nakai) Schw.

観察難易度 ★★☆☆☆

分類
門  :被子植物門
無階級:真正双子葉類
無階級:コア真正双子葉類
無階級:バラ類
無階級:真正バラ類II(アオイ類)
目  :ムクロジ目
科  :ムクロジ科
属  :カエデ属
種  :イロハモミジ
変種 :ノムラカエデ

分布 園芸品種のため自生地はない。

生育環境 人為的に植えられる。

生活環 落葉樹。

全体の特徴 高さ10m。

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 対生。葉身は掌状に中~深裂。裂片は5~7個、先は尖る。全縁~鋸歯縁。春から夏まで紫紅色。秋にはさらに鮮やかな赤色に紅葉する。

 集散花序。雄花と両性花がある。花弁は5個。花期は5月。

果実 分離果。分果は翼果、長さ2cm。9~10月に成熟する。

種子 —

見分けのポイント 葉は春から夏まで紫紅色。秋にはさらに鮮やかな赤色に紅葉する。

成分 —

用途 庭園樹、公園樹。

法規制等
環境省レッドデータブック2014(環境省):なし
北海道レッドデータブック2001(北海道):なし
文化財保護法(日本):なし
北海道文化財保護条例(北海道):なし
世界の侵略的外来種ワースト100(国際自然保護連合):なし
日本の侵略的外来種ワースト100(日本生態学会):なし
外来生物法(日本):なし
生態系被害防止外来種リスト(環境省):なし
北海道ブルーリスト2010(北海道):なし

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