日本に自生する原種のライラックです。花は小ぶりですが素晴らしい香りがあります。樹皮はサクラに似ており、またサクラと並んで植えられることも多く、花のない時期には少し紛らわしいです。札幌市の円山山頂付近に群落があります。
和名 ハシドイ（端集、丁香花）、ドスナラ（癩楢）、キンツクバネ（金衝羽根）、ヤチカバ、エゴ
生薬名 —
アイヌ語名 プンカウ
英語名 Japanese tree lilac
学名
Syringa reticulata (Blume) H.Hara
Ligustrina reticulata (Blume) Nakai
Ligustrum reticulatum Blume
観察難易度 ★★☆☆☆
分類
門 ：被子植物門
無階級：真正双子葉類
無階級：コア真正双子葉類
無階級：キク類
無階級：真正キク類I（シソ類）
目 ：シソ目
科 ：モクセイ科
属 ：ハシドイ属
種 ：ハシドイ
分布 日本、南千島、ロシア沿海地方、朝鮮半島、中国。日本国内では沖縄を除く北海道～九州に分布する。
生育環境 山地。その他よく人為的に植えられている。
生活環 落葉樹。
全体の特徴 高さ10～12m。
根 —
幹 樹皮は横長の皮目があり、サクラに似ている。
葉 対生。葉身は広卵形、長さ6～12cm。やや厚みがある。柔らかい。先は尖る。全縁。
花 円錐花序。花弁は漏斗形、先は4裂、径5mm、淡い黄白色。花期は7月。
果実 蒴果。狭楕円形。長さ1.5～2cm。黄緑色～淡褐色。10月に成熟する。
種子 —
見分けのポイント 葉は対生、やや厚みがある。樹皮はサクラに似る。
成分 —
用途 公園樹、街路樹。
法規制等
環境省レッドデータブック2014（環境省）：なし
北海道レッドデータブック2001（北海道）：なし
文化財保護法（日本）：なし
北海道文化財保護条例（北海道）：なし
世界の侵略的外来種ワースト100（国際自然保護連合）：なし
日本の侵略的外来種ワースト100（日本生態学会）：なし
外来生物法（日本）：なし
生態系被害防止外来種リスト（環境省）：なし
北海道ブルーリスト2010（北海道）：なし
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