江戸時代初期に発行された日本で初めての園芸書「花壇綱目」に掲載されており、この頃から観賞用として栽培されていたことがわかっています。日本固有種で、英語名はニッポンデイジーです。

和名:ハマギク(浜菊)

英語名:Nippon daisy, Montauk daisy

学名:Nipponanthemum nipponicum

観察難易度:★★★☆☆

分類:被子植物門、真正双子葉類、コア真正双子葉類、キク類、真正キク類II、キク目、キク科、ハマギク属

生活環:落葉樹。

形態:低木。下部は木質化し上部は草質のため、亜低木とも呼ばれる。高さ50cm。

茎:下部は木質化し、上部は草質。太く柔らかい。

葉:互生。へら形。長さ4~7cm。厚みがある。光沢がある。

花:頭状花序。径6cm。筒状花群を舌状花が囲む。

果実:痩果。筒状花と舌状花で作る果実の形が異なる。

生育環境:海岸の近くを好む。岩地、舗装の隙間、空き地等。

分布:本州(茨木県以北)に分布する。北海道に帰化している国内外来種。

用途:観賞として栽培される。